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ZFSで16発NAS TOWERを作ろう-立志編

Posted on 2009/04/12 (日) 6:03
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Xserve RAID近年はハイビジョン録画も普及してきて一段とストレージが足りなくなってきた。

おそらく同様の人も多いと思う。
現状は一万円ちょいで1.5TBハードディスクは手に入るのに入れるところが足りない。入れ替えるのもめんどくさい。

いままでは各マシンそれぞれにハードディスクを内蔵してたのでいろいろな問題に直面していた。現状を整理するとこんな感じ。

Linuxマシン (LVM)
メリット
・複数のドライブをまとめて1パーテーションにできる
・データを保持したままドライブ交換できる(かなり時間かかる)
デメリット
・fsckに数時間かかる
・冗長性がない
・ウチの環境だとなぜかよく壊れる

Windowsマシン (ダイナミックディスク)
メリット
・複数のドライブをまとめて1パーテーションにできる
デメリット
・足すことしかできず引くことができない。なんでいまだに古い160GBのハードディスクを使い続けるはめになっている。
・冗長性がない

などなど。
LinuxでRAIDにするのも考えたんだけど、冗長性は確保できるもののの、おんなじ大きさのドライブしか使えず、リビルドにはまた数時間かかるということでわざわざ置き換えるにはちょっとなーという感じだった。

そこで、データを全部収用しようとでかいNASを建設することにした。
出来合いのNASではなく多少割高になっても拡張性が高いパソコンを使ってNASを実現する。
NASには次のような機能を実現するためSun Microsystemsが開発したZFSを採用することにする。

具体的にどうするかを考えると、らくちんするためにFreeNASの0.7あたりを使いたかったのだけど、いつまでたってもZFS対応版の0.7の最終版は出る気配がなかったためopensolarisで手作りで設定することにした。

ということで次回は部材の選定編。

参考資料:
サン・マイクロシステムズ - Sun Fun Times - Solaris 10ファイルシステムZFS誕生エピソード『心を解き放て!』
@IT:一瞬でのバックアップを実現するSolaris ZFS(1/4)
Solaris ZFS 管理ガイド - Sun Microsystems

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